刈払機(草刈機)の安全管理とコツについて 営農講座編

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「刈払機(かりばらいき)」(草刈り機のこと)操作方法と注意すべきことについて、実際に営農講座で学んだことをご紹介します。

これから刈払機を使う方、すでに使っている方でも、なるほど!と参考になることがあればうれしいです。ちょっと意識するだけで、快適に刈払機を長く使うことができるようになりますよ。

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刈払機(草刈機)の種類

刈払機には大きくわけて2つの種類があります。
・エンジン式
・電動式/充電式
エンジン式はエンジン構造が2サイクルエンジンと4サイクルエンジンがあります。

それぞれのメリットやデメリットについてはこちらの記事を参考にしてください。

混合ガソリンについて

混合ガソリンを使用するのは2サイクルエンジンだけです。混合ガソリンは、使う機器によって混合比率が異なります。刈払機に記載されていることが多いですが、もし記載されていない場合、最初は
「40:1」くらいで試してみるといいです。農機それぞれによってクセがありますが、エンジンオイルが多い場合は、不完全燃焼を起こし白煙が出る傾向があるので、その場合はエンジンオイルを少なめにして再度試してみましょう。あまり少なすぎるとエンジンのと焼き付きが起こりやすくなります。

混合ガソリンについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

携行用ガソリンタンク

現在、消防法でガソリンを入れる容器は決められています。昔のようにポリタンクに入れることは安全上で禁止されています。ガソリンは気化するので、倉庫とかに置いておくと、静電気などのちょっとした拍子に炎上して大事故になる可能性があるため、最新の注意が必要です。

パッキンの重要性

燃料タンクや、ガソリンタンクなどの蓋にはパッキンがついています。小さいことだけど、これがとても重要で、日ごろから注意していないと、いつのまにか無くなっていたりします。草むらに落ちてしまったら、もう探すのが大変。ほとんど見つかりません。パッキンがなくても、それぞれ機能しますが、液漏れが発生するので、安全上よくないです。

蓋(キャップ)の置き場所

刈払機の燃料タンク、ガソリン携行缶、ポリタンクなどの蓋って、無造作に近くに置きがちです。
これから草刈りする場所だと、草に紛れて見失うことが多いです。実際に見失って探したことが何度もあります。ちょっとしたことですが、パッキンとあわせて習慣化しておくことで、紛失のリスクが減ります。

安定した場所で燃料補給

燃料タンクへ混合ガソリンを入れる際は、刈払機に燃料を入れてる最中にぐらつかないように、安定した場所を確保すること。これをしっかりやらず、適当に行うと、燃料がこぼれるので、しっかり意識するといいです。ちょっとくらいこぼれても問題ないと思っていても、チリも積もれば、無駄になった燃料代も馬鹿になりません。

肩掛けベルトは、クッション部分の利用

ほとんどの刈払機には肩掛けベルトがついています。ベルトを使用することで、草刈機の重みを軽減でき、両手でしっかりと草刈機を操作出来るようになります。なので、肩掛けベルトはしっかりと自分の身長や、体型に合うように調整する必要があるのです。

ベルトにはちょっとしたクッションがついていますので、使用時には、しっかりクッションを肩に合わせることがポイントです。小さいことですが、長時間の草刈りとなるとこのひと手間がとても大きく、身体への負担を和らげてくれます。

周囲3mの安全確認

刈払機を使う際は、常に周囲3mに人がいないことを確認するようにする。特に小さい子供は突然近づいてくることがあります。作業中は音も聞こえ辛いです。刈払機は、左右に振りながら使うので、常に意識することが事故防止に繋がります。

刃の方向:左(時計と逆方向)回り

刈払機を使って作業をしている姿をご覧になって、みんな同じ方向に苅っているのにお気づきですか?草刈りなどの作業をする時には、刈払機を右から左に向かって動かしながら、草などに対して刃の前方左側3分の1の部分を当てて刈っています。

もしも、刈払機を左から右に向かって動かしたり、刃の右側を対象物に当ててしまうと、大きな振動がかかり疲労の原因になったり、反対方向に跳ね返されて事故の原因となってしまいます。
自分も初めて使うまで知りませんでした。刃先にチップがついていて、チップが劣化したら刃の交換時期です。刃はホームセンターで購入できます。

足もとの確認

初めての場所では、草ぼうぼうで地面が見えないことがほとんどです。普段から使用している畑であれば、畑の地形がある程度把握しているので問題ないですが、刈払機を使っているときに段差などにつまづいて体制を崩してしまうと、怪我の元になるので、慎重に足元を確認しながら丁寧に周囲の草を刈るように心がけると、安全に作業ができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。営農講座では、刈払機の使い方はもちろん、燃料補給時の注意点や道具の扱い方、安全に長く続けることができるための工夫など、様々なことを教えてもらいました。せっかく農業に興味を持って長く続けていきたいと思っているのに、ちょっとした不注意で事故に繋がったりすると、続けるのが嫌になってしまいますからね。

このことはサーフィンや自然と対峙する遊びにも同様に言えることで、海の怖さ、何が危険か?が身をもってわかってくると、海がどんどん好きになります。なぜなら、自分の技量に応じて、安心して安全に遊べる「海の状況」がわかってくるので、今日の海なら危険はない。とわかったうえで安全なエリアで遊べるからです。

自然と向き合う際、知っていると知らないとでは、楽しみ方が変わってきます。刈払機も危険性を認識した上で扱えるようになると、作業が一段と楽しくスムーズにできるようになりますので、ちょっとしたことですが、上記のチェックポイントを参考に、持続可能な農業生活を楽しんでいきたいものです。

他にも農業に関する記事を書いていますので参考にしてください。

新規就農支援講座についての記事はこちら

刈払機(草刈機)の種類とメリット、デメリットについての記事はこちら

沖縄で農業するまでの様子について書いた記事はこちら

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