沖縄で本格的な瓦そばが食べられるお店が今帰仁にオープンしたということを小耳にはさみ、行ってみました。その名も、赤瓦そば「まる屋」。2020年2月にオープンしたばかりの沖縄そば屋さん。コロナ禍でのオープンで苦労されながらも、口コミでジワジワと人気を集めているその魅力についてご紹介します。
アクセス
赤瓦そば「まる屋」は沖縄県の今帰仁村平敷(なきじんそんへしき)という場所にあります。近くに北山(ほくざん)高校があります。
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乙羽岳(おっぱだけ)森林公園へ向かう道の入り口に、バイクに乗っている案山子が目印です。この案山子達のいる道を入っていくとすぐ左手にお店があります。
駐車場
広々とした駐車場があります。
奥に停めると、お店のマスコット、大型犬のシェパードが迎えてくれます。大型犬が苦手の人は、入口付近の手前に停めるといいでしょう。
マスコット犬 シェパードの富士ちゃん
お店の奥には大型犬のシェパードがいます。リードが付いているので車までは来ませんが、奥に停めると近くまで寄ってきてくれます。かなりの大型犬ですが、やさしい目をしていて、一度も吠えることはありませんでした。むしろ、かまってもらいたい!ような甘えた目で近寄ってくるのがかわいらしかったです。
那覇出身の女将さんが田舎暮らしの憧れのひとつとして、大型犬を飼いたいという夢があり、念願叶ってシェパードを飼ったそうです。シェパードって悠然としてカッコイイですね。とても賢そうな雰囲気を醸し出していました。
釘を1本も使わない木造建築
木を基調とした店内はカウンター席のみで、12名くらい座れるスペースがあります。重厚感のある天然木を使ったカウンターと天井に架かる厚みのある梁が、まるでログハウスのような木の温もりを感じる造りで心落ち着く空間になっています。
私達が訪れたのは7月末の夏真っ只中で、この日はとても暑かったのでエアコンの効いた中で食べました。
アマハジ(テラス)席には4人掛けテーブルを3セットあって、天気の良い日は外で食べてもいいかもしれません。
2種類の瓦そば(温・冷)
メニューは看板メニューの本場山口県の瓦そばの他にも、本ソーキそば、和牛丼、アグー丼などがあります。三枚肉そば、ジューシー、おにぎりは気まぐれ?メニューということで、ある時はあるけどない時はないそうです。
瓦そばは赤と黒と2種類あり、赤は沖縄そばの麺を使用していて、アグー豚とかまぼこのトッピングに、 ピリ辛のつゆでいただくそうです。
黒は麺に月桃そばを使用。牛肉と錦糸卵がトンピングされていて、濃いめのつゆにレモンを入れると、さっぱり柑橘系の香が月桃そばの風味を引き立ててくれます。
今回いただいた黒(冷)は、キンキンに冷えた瓦の上に乗っていて、月桃そばは日本そばのような細くコシのある麺が食欲をそそりました。暑い夏にはぴったりの冷しそばは、一口食べただけで、リピート確定するほどの、求めていた味でした!
ベーシックな沖縄そばも、スープがしっかりと出汁がとれていて、三枚肉もホロホロ。じっくり手間暇かけて煮込んだこだわりの味でとても美味しくいただきました。
SNSに投稿すると100円引きのサービスがあり、さっそく投稿させていただきました!
最後に
山口県出身のご主人と、那覇出身の女将で切り盛りする赤瓦そば「まる屋」。赤瓦がトレードマークの沖縄伝統家屋は、釘を一本も使わない木造建築で、木の温もりと女将の人柄に心温まるお店でした。女将の人柄がとてもよく、気さくに話しかけてくれて、食後もしばらく話し込んでしまいました。
たまたま近所のマンゴー農家さんからいただいたマンゴーをサービスしていただき、子供達も大満足でした。
また、今帰仁に行く際は立ち寄りたい!そう思わせてくれる、心温まるお店をまた1つ見つけることができて、今帰仁に行く機会が増えそうです。今度は瓦そば(温)を食べてみたいと思いました。
コロナ禍でのオープンでとても苦労されていると思います。そんな苦労を笑顔で吹き飛ばす、そんな女将へ会いに、近くに来たら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。美味しいおそばを食べて、きっと心温まる時間を過ごせると思います。
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