新規就農支援講座 新規就農に欠かせない「確定申告」の基本について

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ハイサーイ!最近、海でよく見かけるミッドレングスのサーフボード!パドルも速そうだし、リラックスなスタイルで小波をうまくクルージングしている人を見ると、自分も乗りたくなって7’2くらいのクラシックなサーフボードを探している とーぴー です。

さて、今回は自営業の人は年初に毎年あたまを悩ませる「確定申告」についてです。サラリーマンだと会社のほうで年末調整をしてくれるので、確定申告を気にする必要はありませんね。

農家は経営者!確定申告もしっかり行って、健全な経営を持続していきたいものです。確定申告の基本からしっかりと学んで、少しでもお役に立てればうれしいです。

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確定申告の基本

 所得税の確定申告とは

所得税とは、簡単に言うと「儲け・利益の税金」です。利益が出た人はその金額に応じて税金を納めましょうというものです。そして、自分がいくら儲かっているかというのは、報告しない限り自分自身でしか把握できません。なので、自分の儲けを自分で計算して、儲けに対する税金も計算して申告し、納税しましょうという一連の手続きが「所得税の確定申告」です。

 期限

翌年の2/16~3/15 (例:令和3 年分の確定申告は、令和4 年2/16~3/15)

 税額計算の仕組み

 収入 - 経費 = 所得
 所得 - 所得控除 = 課税所得
 課税所得 × 税率 = 所得税

※単語の説明
 収 入 = 農作物の売上や農業関係の補助金・助成金など。
 経 費 = 農業のための支出。生活費やプライベートな支出は除く。
 所 得 = 儲け、利益。
 所得控除 = 「扶養家族がいる」や「医療費を多く負担した」など、所得税を計算する際に控除
することができる一部の生活負担など。経費と間違えないように注意。
 課税所得 = 所得税の課税対象となる金額。
 税 率 = 所得税の税率は、課税所得の金額によって変動します。最低で約5%です。

青色申告の条件

① 税務署に申請書を出す。期限は申告する前の年の3/15 まで。または開業して2 か月以内。
② 帳簿をつける。

※解説・補足
 所得税の確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。節税特典があるので青色申告の方がお勧めです。
 青色申告会に入会するかどうかは条件ではありません。
 青色申告の申請書は1回出せば毎年継続適用されます。毎年申請書を出す必要はありません。
 帳 簿 = 事業(農業)の収入や経費などを日々まとめる記録です。

青色申告の3大特典

 青色申告特別控除(10 万円、55 万円、65 万円)
① 10 万円控除の要件 = 簡単な帳簿。家計簿に近いイメージ。ノート等に記録してもOK。
② 55 万円控除の要件 = 難しい帳簿(複式簿記)。パソコン会計ソフトを使用。
③ 65 万円控除の要件 = 上記②に加え、電子申告(e-Tax)または電子帳簿保存。

青色申告特別控除は、所得を計算する際に控除できる金額です。所得が減るので、所得税が減ります。なお、確定申告後に役所で計算される住民税や国保税の計算にも影響があるので、所得税・住民税・国保税が減額されます。

損失の繰り越し・繰り戻し
① 繰り越し = 赤字(マイナスの所得)を翌年以降3 年間の黒字(プラスの所得)から相殺。
② 繰り戻し = 赤字を前の年の黒字から相殺。所得税の還付を受ける。

専従者給与
専従者(同生計の家族従業員)に払う給与を経費で落とすための特典。別途申請が必要。

白色申告の場合は専従者給与ではなく、「専従者控除」という制度がありますが、青色の専従
者給与と違い上限額が定められています。配偶者は年間86 万円まで、その他の親族は年間50万円までとなっています。

その他気を付けること

 帳簿や領収書等について
7 年保管してください。税務調査は最大で過去7 年です。

 消費税について
消費税対象の収入が1 千万円を超えたら、2 年後に消費税の申告が必要です。

 源泉徴収について
従業員(専従者含む)がいる場合はその人の税金の納付・報告をしなければいけない。

おわりに

いかがでしたでしょうか。なんだか聞きなれない難しい用語が出てきて、げんなりしている人も多いはずです。とは言え、納税は国民の義務です。なので、しっかり申告して、余分に払いすぎた税金はちゃんと返してもらうためにも、確定申告は必要なことです。

自分もまだ確定申告をしたことが無いので、ちょっとネガティブなイメージがあります。とは言え、母親が美容室を経営していて、よく正月明けから青色申告の話をしていたのを思い出します。

しっかり学んで心身ともに健全な生活をしていきたいものです!

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