この記事はこんな人におすすめ！
・パッションフルーツの食べ方について知りたい
・パッションフルーツの一番美味しい食べ頃の見分け方を知りたい
・パッションフルーツの花やついて知りたい
ハイサーイ！今回ご紹介するのはパッションフルーツの食べ方や食べ頃、美味しい果実の見分け方についてです。パッションフルーツを食べる際に知っておくべきことを、農家目線で解説します！
ちょうど梅雨入りした頃の5月の後半くらいから、直売所や市場に、卵くらいの大きさで綺麗な紫色した謎のフルーツが置かれ始めます。沖縄に住んでいると、当たり前の光景になってきましたが、移住するまでは食べたことありませんでした。
パッションフルーツを購入して部屋で追熟すると、とってもフルーティーで南国らしい香りが部屋に充満して幸せな気分になります。その魅力と美味しい食べ方や、食べ頃について学んだこと全てを紹介します！
パッションフルーツとは
パッションフルーツは、亜熱帯地方が原産の果実で、トケイソウ科トケイソウ属に分類されています。南国のフルーツなので、情熱の意味を持つパッションの印象が強いですが、名前の由来には関係ないようです。パッションは「キリストの受難」の意味らしく、花の形が十字架に張り付けられたキリストに見えたからという説があります。
確かにパッションフルーツの花は独特で妖艶な色合いと形をしているように思えます。そして1日しか咲かないというのも、何か関係していそうですね。
パッションフルーツの旬
沖縄では5月から7月にかけて旬を迎えます。露地栽培だと年１回の収穫しかできませんが、昨今では施設の電照栽培によって日照時間を調整することで、通年栽培が可能になりました。
そのため、１月くらいから市場に出回ることもちらほら。ただし、出荷量が少ない分、贈答用や本土向けとなり、価格もそれなりに上がります。
美味しい果実の見分け方
ずっしりとした重みのあるものが、果実が詰まっていておすすめです。色による味の違いはありません。見た目や傷は味に関係ないので、ちょっと傷があるものが、お手頃価格で売られているので、自宅用にいいですね。
どうせなら大きいものを選びましょう。大きすぎるから味も大味ということはありません。大きくてずっしりと重みのあるものがおすすめです。逆に大きいのに軽いものは、果肉がスカスカの場合があるので注意しましょう。
パッションフルーツの食べ頃
食べ頃は皮がシワシワになったのが完熟の合図です。完熟すると写真のように表面がシワシワになって、空気の抜けたゴムボールのようにやわらかい感触になります。
綺麗なルビー色が特徴のパッションフルーツ。ツヤツヤしている果実は、まだ未熟な果実なので、追熟が必要です。店頭には、ツヤツヤした見た目のよい物が並んでいることがほとんどです。
完熟すると一層甘みが増します。その代りと放つ香りが弱くなるように思います。逆に、追熟中は香りがとても強く、部屋に置いておくだけで、ふとした時にパッションフルーツ独特の南国の香りが部屋に広がります。
すぐに食べたい場合は完熟の物を購入するのがいいでしょう。状態にもよりますが、完熟するまでおおよそ３日くらいかかります。追熟する際は常温で放置しましょう！
おすすめは、未熟のパッションフルーツ購入し、部屋に置いて追熟しながら食べ頃を待つ！部屋に広がる香りを楽しみつつ、食べ頃を待つ！パッションフルーツの魅力をより一層感じられると思います。
パッションフルーツの食べ方
食べ方はいたって簡単！真ん中に包丁を入れて半分にします。個人的には横割りがおすすめです。
果汁がこぼれるのを避けたい場合は、ヘタの部分から２ｃｍくらいの部分をカットすると果汁がこぼれずに済みます。
【食べ方】スプーンですくって種ごと食べる
スプーンですくって種ごと食べましょう！種はポリポリとした食感で噛むと簡単に砕けます。種にもポロフェノールの成分がたくさん含まれているので、種ごと食べるのがおすすめです。
種が気になる場合は茶こしなどで裏ごしすることで種を簡単にとることができます。果汁だけを絞って炭酸水で割ったりトッピングとして使えます。
パッションフルーツの保存方法
乾燥を避けるためにジップロックに入れて冷蔵庫に保存するといいです。
完熟し表面がシワシワになっているものは、冷蔵庫で４～５日を目安に。未熟でつやつやしたものは冷蔵で２週間くらいを目安に保存可能です。
もちろん冷凍保存も可能です。冷凍すると果肉がシャーベットのようになり、アイス感覚で食べることができます。※冷凍すると表面が硬くなるのでカットする際は注意が必要です。
パッションフルーツの食べ方｜おわりに
なかなかスーパーで見かけることが少ないパッションフルーツ。沖縄に移住するまでは食べたことがありませんでしたが、食べた瞬間にハマりました。ひと口目がとっても美味しく幸せな気分にさせてくれる不思議な果物です。マンゴーとはまた違う別の魅力があると思います。
我が家では旬の始まりの５月から７月の旬の間、果物かごに常に入れて追熟しているため、いつもパッションフルーツのフルーティーな香りを堪能しています。試したことがない方は、是非いちど購入してみてはいかがでしょうか。ファーマーズマーケットなどに行けば１個単位で購入することもできるので、大きくてずっしり重いものを選んでみてください！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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