ハイサーイ!「カムカムエヴリバディ」の最終話ひとつ前の回で、朝から号泣を通り越して嗚咽してしまいそうに。。。年齢とともに涙もろくなった自分に驚きをかくせない とーぴー です。
みなさん、いかがおすごしでしょうか。沖縄はもう夏がすぐそこまで来ているような暑い日が続いています。
さて今回ご紹介するのは何気に好評をいただいている 沖縄ハーブ生活シリーズ!「マロウ」についてです。ちょうど、玄関先のマロウの花が咲き始めたのでいろいろと手探りで試しているところです。
そんなマロウですが、「マロウ」と聞いてもピンとくる人は多くないと思います。自分も沖縄に移住するまで知りませんでした。カーネーションやバラのように、大事なイベント事で贈る花でもないので、普通に生活していると、あまり目にしない花だと思います。
そんなマロウ!育ててみてわかったことがたくさんあります。
・花が綺麗! ・たくさんの花が、長期間にわたって咲く! ・育てやすい! ・花をハーブティーに利用できる! ・青いハーブティー(バタフライピーのような感じ) ・成長が早い(背丈の伸びがすごい)
マロウの特徴
英名 :common mallow 和名 :コモンマロウ、ウスベニアオイ 原産地:南ヨーロッパ 分類 :アオイ科ゼニアオイ属 / 多年草 大きさ:50cm~1.5m 開花時期:3月~8月 花言葉:やさしさ
マロウは南ヨーロッパ原産の植物で、日当たりを好み、耐寒性があります。露地で育てると1.5mくらいまで成長します。沖縄では台風や強風の影響で、背が高くなったマロウは強風で折れてしまうことが多いです。
花が咲く前は、写真のように丸い葉っぱを沢山つけます。この写真は3月上旬です。冬にハーブ園で買った小さな苗です。まだ蕾はありませんね。南側に置いて沢山の日光を浴びせましょう!
3月中旬頃から花が咲き始めました。
花が咲き始めると、成長点がどんどん上へと延びてゆき、そこから次々に蕾がでてきます。あの小さな苗が1ヶ月そこらで倍以上の大きさに成長し、たくさんの花を咲かせてくれました。
ブルーマロウティーの特徴や効用
「ブルーマロウティー」は、コモンマロウの花を使って作るハーブティーです。
マロウティーの特徴
色に特徴があるマロウティーは、お湯を注いだ瞬間の青色がとても印象的。
ブルーのお茶って珍しいですよね。タイや沖縄では、バタフライピーのお茶が馴染みがありますね。最初に見たときはびっくりしましたが、色の変化が楽しめて目で楽しむことができます。小さい子供たちはまるで魔法見たように驚いてくれます。
ブルーのお茶にレモン汁を数滴たらすと、今度は、ぱっとピンク色に変化する不思議なハーブティーです。
その理由は、花に含まれる青色色素「アントシアニン」と呼ばれる成分で、レモンによって、アルカリ性から酸性に傾くことで色が変化するようです。理科の実験でおなじみの、リトマス試験紙のようですね。
マロウティーの味や香り
クセがほとんど無く、はっきり言ってしまえば、あまり味はありません。香りもあまりありません。(よく言えば柔らかい草のかおり)
そのため、好みのハーブティーと混ぜて、香りを追加して、色の変化を楽しむという使い方もできます!おうちでお洒落なカフェ気分を味わうことができます!
マロウティーの効能
喉にやさしいハーブと言われています。
口内炎や喉の痛みには、マロウのハーブティーでうがいをするのがおすすめだそう。
アントシアニンが入ってるので、眼精疲労にも良いと言われています。
ゼニアオイを天日乾燥させた花は、「錦葵花(きんきか)」と呼ばれ生薬として用いられています。葉を乾燥させたものを生薬名で「錦葵葉(きんきよう)」粘液質を含有することから、炎症保護の効能があるとされています。
マロウティーの作り方
材料:乾燥させたマロウの花(ティースプーン1杯分) 熱湯(ティーカップ1杯分)
〇お湯だし
作り方:茶こしの付いたティーポットにマロウの花(目安は7個~10個)を入れ、熱湯をカップ1杯分注ぐ。
お湯の温度は、熱すぎるとすぐに色が変化してしまうので70℃前後がオススメです。しかし、効能を優先したいのであれば90℃以上で淹れてくださいね。抽出時間はお好みで調節してください。30秒前後で鮮やかな水色に、3分ほどで紫色に変化します。
暖めておいたカップに注いで、いただきます。
レモンを添えて・・・色の変化を楽しみましょう!
〇水出し
長い時間キレイな青色を楽しみたいという方は水出しがオススメです。分量はお湯出しの場合と変わりませんが、抽出時間は少し長めに取ってくださいね。お湯だしと比べて青色をかなり長く楽しめるので、「マロウブルー」の好きな人は水出しをすることが多んだとか。「マロウブルー」自体にあまり味や香りがないので、効能をあまり気にしないのであれば水出しの方が楽しめます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。マロウブルーと言われるほど鮮やかで心を落ち着かせてくれるマロウティー。育て方も簡単で、日当たりが良い場所であれば、手がかからずに次から次へと美しい花を咲かせてくれます。観賞用でも楽しめて、萎んでしまった花をハーブティーとして2度楽しめる!
香りが無いため、家の中で育てても、子供たちが匂いを嫌がることもありません。(わが家ではバジルを家の中で育てると子供たちが嫌がります。。。)
初心者にも育てやすい植物だと思いますので、冬に苗を見かけたら購入してみてはいかがでしょうか。毎日の花を見る楽しみが増えて、少しだけいつもより心がやさしくなると思います!
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