沖縄産アップルバナナ|食べ頃や旬、島バナナとの違いについて解説|どこで売ってる

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この記事はこんな人におすすめ!
・アップルバナナの食べ頃について知りたい
・沖縄の島バナナの品種や見分け方を知りたい
・アップルバナナの魅力について知りたい

ハイサーイ!沖縄ではあちこちで見かけるバナナの木。スーパーで売られているような黄色くて細長い形ではなく、緑色でずんぐりむっくりした、短くて太めの形状が特徴です。

近年、沖縄ではアップルバナナという品種をよく見かけるようになりました。とは言え、スーパーで売られていることは少なく、直売所や市場でしか見かけません。そして、何と言っても高級品です。

スーパーのバナナが1房で200円くらいのところ、島バナナは1000円くらいすることも珍しくありません。

そんな島バナナの魅力について、島の農家目線でご紹介します。

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島バナナとは

島バナナとは、沖縄で育てているバナナの総称のようなものです。島バナナという品種はありません。

沖縄では台風や病気の被害を受けやすいため、市場ではなかなか見かけることはありません。

島バナナは成長すると樹高5~10mほどの大きさになります。今では三尺バナナなど、背丈の低い品種も多くなりました。

沖縄では1年を通して栽培可能です。バナナはとにかく、日光と水と栄養が大好物の作物です。夏になると急激に成長し始めます。

島バナナに限ったことではありませんが、バナナの木は1本につき、実は1回しかつきません。
次から次へと子株が生えてくるので、また子株から1つの実が収穫ができます。

日本でも国産のバナナが収穫できるのは、沖縄などの亜熱帯地域のみなので、とても希少価値の高いバナナです。

バナナの品種

バナナには大きく分けて、2種類の品種があります。

ハクムック系
料理用のバナナとして流通している品種
デンプン質が多く、完熟になるとかなりネットリとするのが特徴
酸味があり、甘味は少なめ。
ナムワ系
デザート用のバナナとして流通している品種。
果皮が青白く、実がふっくらしていて、収穫後に常温で追熟することで、どんどん糖度が増していくのが特徴。
※アップルバナナ、アイスクリームバナナ、銀バナナなど

ナムワ系のアップルバナナはとにかく糖度が高く、甘くてもっちりとした食感がたまりません。

アップルバナナの見分け方

ナムワ系アップルバナナの見分け方はとても難しいです。外観だけで見分けるのは、アップルバナナに限らず、専門家でも不可能に近いです。

ただし、私個人的には、以下のポイントを見て、ナムワ系アップルバナナかどうかを判断します。

・1つ1つが小ぶりで大きくないこと
・バナナの形状が丸く、角がないこと

アップルバナナを手に入れたい方は、信頼できる農家さんから直接購入するのをおススメします。ために直売所などで見かけますが、食べてみて  と思えるほど甘さ控えめなバナナもあります。育て方によって糖度は変わってくるので、何とも言えません。

アイスクリームバナナ|銀バナナ

アップルバナナの他にも、アイスクリームバナナという品種もあり、最近テレビで話題になっているようです。マツコの知らない世界で 幻のバナナ として紹介されました。

我が家の近くの直売所「うるマルシェ」では、たまに銀バナナという品種も売られています。

食べ頃

アップルバナナは、果皮が緑色の状態で収穫します。樹上で熟成させるのが一番美味しくいただけるのですが、そのタイミングで収穫するのは至難の業です。なぜなら、美味しくなると、人間よりも先に鳥やコウモリに食べられてしまうからです。

なので、直売所などで見かけるアップルバナナは緑色のものが多いです。

見た感じ、まだ食べ頃ではありませんね。

常温で1日2日置いておくと、少し付け根の部分が黄色くなってきます。

これくらい黄色くなってくると食べ頃です。もう少し黒くなってからのほうが甘くもっちりとした食感を楽しめます。好みに応じて食べ頃をずらして長く楽しむのも、アップルバナナの楽しみ方の1つだと思います。

ここまで黒くなると 大丈夫?食べられるの? と思うかもしれませんが、個人的にはこれくらいになったアップルバナナが一番の食べ頃だと思っています。

もし1房あったら、試しに1個か2個だけよいので、ここまで黒くなるまで追熟したバナナを食べてみてください。きっと、バナナの概念が変わると思います。

黒くなった果皮の先っちょが白くなることがありますが、カビではありません。バナナの糖分が結晶化したもので、一番美味しい食べ頃のサインとも言われています。

沖縄産アップルバナナ|おわりに

いかがでしょうか。沖縄ならではの島バナナ。希少価値の高い沖縄産の国産バナナを食べたことが無い方には、是非いちど食べてもらいたいです。

柑橘系のようなフルーティーな酸味と、濃厚な甘さが同時に楽しめるため、輸入バナナが苦手な方でも、食べることができると思います。

普通のバナナと比べるとサイズはひとまわり小さいですが、その分もっちりとしたクリーミーな食感で、食べ応えがありますよ。

沖縄の豊な大地と、太陽の恵みを受けて育った島バナナ。食べてみたいという人がいましたら、コメント欄で連絡いただければ、時期によって入手できるかもしれません。タイミングが合えば私の畑で実ったものを。そうでなければ、知り合いのバナナ農家さんから、美味しいバナナを目利きして入手できたらラッキーです。

今まで食べたことなくらい甘くて美味しいバナナがあなたのバナナの常識を変えてくれると思います。

コメント

  1. 立川麻里 より:

    先日沖縄旅行で高原の駅なんじょうで、バナナを買って来ました。約1週間しても黄色どころか緑のまま…袋のままがダメなのかと思い今日袋から出してみました。色々検索してこちらの記事に辿り着きました。こんなに黒くなるんですね!マンゴーも甘くて濃厚で美味しかったのでバナナも凄く楽しみです。沖縄に知り合いが居たらなぁ〜って思う日々です。参考になりました。

    • とーぴー とーぴー より:

      コメントありがとうございます。お役に立てて嬉しいです。バナナの種類にもよりますが、完熟したアップルバナナや、アイスクリームバナナは、とても糖度が高く、ハチミツのような甘さと独特の食感がクセになるほど美味しいです。ぜひ常温で完熟するまで育ててみてください。

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