この記事はこんな人におすすめ！
・プラネタリウムを使った星空イベントについて知りたい
・モバイルプラネタリウムの出前に興味がある
・イベントや学校でモバイルプラネタリウムの出前を考えている
・移動式（モバイル）プラネタリウムの価格や詳細について知りたい
ハイサーイ！今回ご紹介するのは、沖縄では知る人ぞ知る 星空案内人【米原英樹】さん（FieldStudy_Okinawa：フィールドスタディ―沖縄）が活動している【移動式】モバイルプラネタリウムについてです。
先日、ご縁があって 小学校４年生になる子どもの学年イベントを、フィールドスタディ―沖縄の米原さん に依頼して、体育館でプラネタリウムを開催してもらいました。その様子と移動式モバイルプラネタリウムの内容や魅力についてご紹介します。
はじめてのプラネタリウムの出前！以前からとても興味がありました。まさかこんな手軽で、かつ、米原さんの星空案内が素晴らしいものだとは、想像を越えたものでした。
モバイルプラネタリウムの設営
プラネタリウムの出前？そんなのできるの？と思うかもしれませんが、できるんです。びっくりですよね。
小学校であれば体育館で十分設営可能です。大きなドーム型のテントにサーキュレーターで空気を入れて膨らませます。
このドームテントは、直径５ｍと７ｍの2種類があります。今回は７ｍ！みるみるうちにテントが広がっていきます。
７ｍはこれくらいの大きさになります。手前の子どもと比べるとその大きさが一目瞭然ですね。
モバイルプラネタリウムの中
こんな感じで、天井全体に映し出すプロジェクターと、映像を制御する専用のパソコンがあります。
生徒たちはどうやってプラネタリウムを見るかというと、この通り！
この通り、シートの上に寝転がってみることができるんです。足元を向ける方向だけ決まっていて、あとはどこでゴロンしてもOKです。
プラネタリウムの内容
驚いたことに、星空案内人の米原さんが、その日の星空をイメージして、何時くらいに陽が落ちて、一番星が東の空に見えてきますよ！といった風に、生徒たちが家に帰ってからイメージしやすいように、その日の星空コンディションにあわせて説明してます。
正直なところ、天体観測として夜空の星空を説明してくれるだけかとおもっていたので、予想外の展開でした。
こちらは那覇市内で米原さん自ら撮影した天空写真。特殊なレンズで撮影したのだと思います。
夜になるとこんな夜景になり、星たちが現れてくるんです。実際の沖縄の空で星たちを見ることができるので、子どもたちもイメージしやすいと思いました。
首里城バージョンもあります。
天体観測
夜も深まり天体観測の時間になりました。北斗七星とカシオペア座の見つけ方、そこから北極星の見つけ方まで丁寧に基本から教えてくれます。
そしてだれもが知っている星座と言えばオリオン座です。米原さん曰く「オリオン座は１等星が２つもある贅沢な星座」だそうです。
オリオンと言えば「オリオンビール」！このようなちょっとした「つかみ」もトークにちりばめられていました（笑
時どき、米原さんから子どもたちへの質問
「みんなは流れ星を見たことがありますか？」「この星の名前わかるひと？」などなど、コミュニケーションを取りながら進めていくので、子どもたちも終始飽きることなく、星空に夢中でした。
流れ星に願い事を３回言う理由
流れ星が流れる度に、子たちは願い事を叫んでいました。すると、米原さんから「なぜ流れ星に願い事を言うかわかりますか」という問いかけがあり、その理由を説明してくれたのが印象的でした。
流れ星は宇宙の外にいる神様がみんなを覗きに一瞬だけチャックを開けている。だから、神様が見ている間に願い事を言うと叶うと言われているんだよ
初めて聞いて、なるほどなぁと感じました。今までなぜ願い事を言うと叶うかなんて、考えてこともなく、ただひたすらに願い事を言っていました。
おわりに｜移動式モバイルプラネタリウム
いかがでしたでしょうか。学校の体育館で開催できる移動式モバイルプラネタリウム。フィールドスタディ―沖縄の米原さんが情熱をもって子どもたちに宇宙や星空についてもっと興味を持ってもらい、天体観測の輪を広げていきたいという思いが伝わってくる内容でした。
沖縄は南十字星が見える立地で、空も大きく、天体観測にはうってつけの場所が沢山あります。とくに、やんばる地域や離島で見る星空は満点の星空と言っても過言ではないくらい、素晴らしい環境だと思っています。
米原さんの開催するイベントでは、夕方に星空案内を行い事前に学んだ後、そのまま夜に実際の天体観測をして天体の面白さ、奥深さを広める活動をもう長年行っています。
コロナ禍で大変な時期もあったようです。是非、ご興味のある方はご連絡してみてはいかがでしょうか。沖縄県内であれば、離島も含めてどこへでも駆けつけてくれるそうですよ。
公式HPはこちら
コメント