この記事はこんな人におすすめ!
・米海軍の軍艦を間近で見てみたい
・米軍基地を見下ろす絶景スポットに行ってみたい
・巨大な軍艦(揚陸艦、原子力軍艦、駆逐艦など)を間近で見たい
・地元民ならではの絶景スポットに行ってみたい
ハイサーイ!今回ご紹介するのは、沖縄中部で知る人ぞ知る穴場の観光(軍艦?)スポット!平敷屋(へしきや)タキノー です。ガイドブックに載らない!けど軍艦好きにはたまらない、少々マニアックなスポット。
しかし、条件さえ揃えば、必ず行く価値はある!と断言できるほどの絶景を楽しめる穴場の場所です。
何と言ってもこの場所、地元民には深い歴史がある場所で、長年守られてきた大切な場所です。
そして、立地的にホワイトビーチ米軍基地の真上にあり、高台の公園からは米軍基地を見下ろすことができる貴重な場所でもあります。
ホワイトビーチと言えば、軍艦好きにはたまらない、「聖地」と言っても過言ではない米軍基地のひとつ。なぜなら、原子力軍艦や、駆逐艦、揚陸艦、空母が寄港することで有名だからです。
そんな平敷屋タキノーの魅力と歴史背景について、詳しくご紹介します。
アクセス
住所:〒904-2314 沖縄県うるま市勝連平敷屋3483
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ホワイトビーチ米軍基地入口の近くです。
駐車場
専用の駐車場はなく、階段入り口に小型車2台分のスペースがあります。
平敷屋公園
平敷屋公園の石碑がある場所が入口です。
階段を上っていくと、頂上付近に東屋があります。頂上と言っても5分もすれば到着します。ちょっとした運動になりますね。
頂上には記念碑があります。第二次世界大戦後に「海からやってきた豚」の記念碑です。
「海からやってきた豚」?実は、沖縄では有名な話で、沖縄戦で何もかも失った際、世界のウチナーンチュが復興を願って、アメリカ全土から豚をかき集めて沖縄へ送ってくれた話です。なんと、最初に到着したのはここホワイトビーチだったんですね。当時、辿り着いた豚さん達は、ここホワイトビーチで降ろされて、各市町村に配られたそうです。
東屋から眺める景色。時間帯によって海の色が変わります。海の色が綺麗な午前中がおススメです。
この日は既に先客がいらっしゃいました。
空と海のグラデーションがなんとも綺麗です。
軍艦が停泊していないとこんな感じです。
別の桟橋には中型の軍艦でしょうか。
ホワイトビーチ米軍基地を一望できるのも人気の秘密ですね。
運が良ければこのような光景を見ることができます。
甲板に複数陳列されているのはオスプレイと軍用ヘリ、奥にはF53戦闘機でしょうか。陳列した軍用機の数が、軍艦の大きさを物語っていますね。
沖縄中部の東海岸エリアの高台(北中城村、沖縄市、うるま市)には、勝連半島を一望できるポイントがたくさんあります。
普段の生活ではなかなか気付きにくいですが、勝連半島の先端に、なっ、なっ、なんだあの巨大な舟?それはそれは、びっくりするほど、巨大な何か建造物?(軍艦のような)が停泊していることに気付きます。その大きさは想像を越える程と言っても過言ではありません。
そのタイミングで平敷屋タキノーへ行ってみると、驚くほどの至近距離で巨大な軍艦を見ることができますよ。
中城湾を一望できるて、軍艦が停泊していなくても、眺望だけでも素晴らしいです。
平敷屋タキノーの由来
此の地は昔、領主であった平敷屋朝敏が水の確保に困った農民たちの為に溜め池を掘った時にでた残土を盛り上げてできた場所だと言い伝えられています。
近くには「とうの御嶽」と呼ばれる神聖な拝所や、
拝所(うがんじゅ)
沖縄では珍しい神社(平敷屋神社)もあります。
この土地の歴史を知るうえでとても重要な役割を果たしています。うるま市勝連町の指定文化財になっています。
おわりに|平敷屋タキノー
いかがでしたでしょうか。最初はホワイトビーチを見渡せる見晴らしの良い公園だと思っていましたが、実はこの土地にまつわる歴史背景に大きく関わる重要な場所だということを後で知りました。
元々は農民たちのために溜め池を掘った時にでた土で作られた標高70m余りの小さな丘陵なんですね。
勝連半島を取り巻く太平洋を眺望できる景勝地にあり、御嶽やヒータチムイ(のろし台)も隣接することから、村落史研究のうえからも重要な史跡だと言えるでしょう。
こうして実際に足を運んでみると、その土地、その土地の史跡を知ることができるのも旅の醍醐味ですね。当時の人たちが見た風景に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
公園ですので、トイレや休憩場所の東屋もありますので、中部観光の休憩地点に、海中道路からの帰り道に立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
近くに丸一食品の本店があります。休憩のお供に、いなり寿司とフライドチキンを頬張りつつ、海風を感じてみるのもよい過ごし方ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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