この記事はこんな人におすすめ!
・沖縄の台風の特徴について知りたい
・沖縄の台風対策|事前準備|について知りたい
・沖縄の台風対策|停電対策|について知りたい
・沖縄の台風対策|断水対策|について知りたい
・沖縄の台風対策|冠水対策|について知りたい
ハイサーイ!今回は沖縄に移住して以来、最大の被害をもたらした台風6号(2023年)を受けて、実体験をもとに、台風対策の重要性について感じたことをシェアします。(備忘録として、反省点や次回の対策について記載します)
約1週間に渡って沖縄本島に猛威を奮った台風6号(2023年7月)
とーぴー家族が沖縄に移住して5年、初めて長期滞在の大型台風を経験して感じたこと。あらためて痛感した、台風対策の重要性について、備忘録をかねてまとめました。
ぜひ、今後の参考にしていただければと思います。
2023年の台風6号で、私の知人(読谷村在住)の被害状況は以下でした。
停電 100時間以上 断水 96時間 ガス 96時間
2023年7月に沖縄本島を直撃した台風6号。7月31日に沖縄本島を直撃して、8月2日に抜けたと思ったら、また引き返してきて、2度目の直撃。結果として、約1週間に渡って沖縄本島に猛威を奮いました。
過去最大級の台風を経験した、移住5年目のとーぴー目線で、台風対策の重要性について、シェアします。
台風で困ること
台風の長期化で困ることの代表的なものとして
・断水 ・停電 ・ガス
があります。
この中で、もっともきついものを挙げるとしたら、「断水」です。なぜ「断水」かという理由はこの後で詳しく説明します。
備えておくと便利な備蓄品
非常時にあると便利な日常品は、パックご飯や、即席めん、レトルト食品など、日持ちがして、いざという時に簡単に食べることができる物だと思います。
結局のところ、「腹が減っていは戦はできぬ」というように、食べるものが無いと元気が出ないということを、身に染みました。
断水対策
今回の台風被害で、一番きつかったのは何か?と聞くと、みんな、声を揃えて「断水」と言います。電気は無くてもなんとかなるけど、断水は本当にきついと。
飲み水はもちろん、生活用水、シャワー、トイレが使えない、相当なストレスです。
特に小さい子どもがいるご家庭や、大所帯のご家庭では、断水の影響は計り知れないです。
そのため、大型の台風にそなえて、飲み水の確保、生活用水の確保(お風呂に水を溜めておく)等、できることはやっておくことをオススメします。
停電対策
「断水」よりも、停電のほうが、まだ耐えられる。。。
経験上、長引く大型台風を経験した人が口を揃えて「停電は断水より我慢できる」と言います。
なぜかと言うと、状況にもよりますが、停電は、今すぐ困ることでは無いからです。むしろ、ロウソクや、キャンプ用のランタンなど、通常の生活とは違う雰囲気を味わうこともできます。(我が家は小学生の子どもが2人いるのでなおさら)
ちょっとしたワクワク感が生まれ(特に小さい子どもがいるご家庭)、心の余裕が生まれます。とは言え、長引く停電は、冷蔵庫、冷凍庫の心配があります。
冷蔵庫対策として、我が家では凍らせた2リットルペットボトルをクーラーボックスに入れて、使う頻度が高い飲料水などは、停電時にクーラーボックスへ移すようにしていました。
熱中症対策
我が家では、停電期間が短かったこともあり、暑さに耐えられず体調を崩したり、熱中症の被害はありませんでした。
その理由のひとつに、現在の住まいが、昔ながらの一戸建てだからというのがあると思います。
昔ながらの沖縄家屋は、夏の暑さ対策として、熱がこもらない(風が抜ける)作りになっている建物が多いです。そのため、台風時の暑さ対策としては、集合住宅よりも一戸建ての方が涼しく過ごせるように感じました。
知り合いで、マンションやアパートなど集合住宅にお住まいの方は、暑さに耐えきれず、熱中症にかかって体調を崩したという話を聞きました。
台風が接近している間は、できる限りエアコンを使わないようにしています。強風によって室外機のファンが壊れるのを防ぐためです。強風の時は、外からの風によって室外機のファンが逆回転するため、エアコンを作動させると故障する可能性が高いと言われています。
冠水対策
我が家は沖縄市の泡瀬エリアで海抜0メートル地帯です。大潮の高潮の時間帯と、大雨が重なると冠水することがあります。
今回の台風6号で感じたのは、道路が冠水した時間は、潮位が200cmを越える時間帯でした。
この辺りのエリアでは、高潮と台風が重なる時間帯に、自治会館や公民館が高台になっているため、車を避難するようにしています。少しでも高台に車を移すように心がけましょう。
絶対に外に出ない
とにかく強風の時は外に出ないことです。暴風域に入っている間に、一時的に風が落ち着くことがありますが、その後に、身体が飛ばされるほどの突風が来ることもあります。
那覇にある緑ヶ丘公園では、巨木が倒れていました。
我が家の近くにあるマンタ公園でも、大きな木が倒れていました。
バナナの木だって、台風の強風でひとたまりもありません。
何があっても、暴風域に入っている間は、外に出ないようにすることが、命を守る最善策だと、あらためて感じました。
まとめ|沖縄の台風対策
いかがでしたでしょうか。今回の台風6号を経験して感じたことと、反省点は
「対策が甘かった(被害を甘く見ていたことで後手後手になった)」 「想定を超えるほど、暴風雨の期間が長かった」
です。
関東で生まれ育った自分にとって、台風は長くても一日くらいの感覚でした。しかし、その感覚も今回の台風6号によって、打ち砕かれました。
今回の台風6号は、進行速度が遅く(10km/msくらい)、過ぎ去ったと思ったら、またすぐに戻って来ました。トータルで5日間くらい外に出ることができず、自然の驚異を実感しました。
沖縄では、台風が長引けば長引くほど、物流がストップするため、スーパーからあっという間に食材が無くなります。近くのマックスバリューでな、真っ先にパンとカップラーメンが棚から消えました。離島となると、なおさら厳しい状況が続くと思います。
あらためて、最悪の事態を想定することの大切さを学ぶと同時に、甚大な被害にあった方々のご無事と今後の復興を祈っています。自分もできることから地道に作業していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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