ハイサーイ!世界自然遺産 西表島の大自然を サバニ(帆舟)で行く大冒険の第2弾!マングローブ&シュノーケル編です。
こんな人におすすめ!
・サバニ(帆舟)に乗って秘境へ行きたい人
・環境にやさしい遊びをしたい人
・サバニ(帆舟)に乗って風を感じたい人
・秘境でマングローブ探検やシュノーケリングをしたい人
サバニの語源や、今回乗船したタマキマルの紹介については、前回の記事に書いていますので、先に読んでおきたい方は↓からどうぞ。
第1弾 サバニで行くイダの浜とシュノーケリングの記事はこちら
2日目も朝から快晴!風もほぼ無風に近い状態でサバニ日よりのグッドコンディション!子供たちの希望でマングローブ探検もしてみたいということで、仲良川沿いのマングローブ探検に出発!
目指すは仲良川の支流
まずは仲良川の河口を目指し、そこから川を昇って、支流へと向かう冒険です。
出発してすぐ、マングローブへ向かう途中、ここにしか生息していないめずらしい植物や、西表の自然にまつわる貴重なお話をガイドのゴリさんから教えてもらいました。
めずらしい植物たち
綺麗なオレンジ色の花が咲いているように見えるのは食虫植物です。
コケのように水が染み出す岩肌に生息しているめずらしい植物です。サバニやカヤックで近づかないと絶対に見ることができない光景です。
しばらく進むと、仲良川の河口に到着しました。ここから川を昇っていきます。川幅が大きすぎるからか、流れはほとんどなく、サバニで漕いでも簡単に進むことができました。
というよりも、前日でサバニの漕ぎ方のコツを掴んだためか、2日目は最初から進むスピードが、1日目と比べて断然早くなっているのを全員が肌で感じました☺
どんどん川幅が小さくなってきます。川の両サイドはマングローブのメヒルギやオヒルギが群生しています。
マングローブの役割
海とはまた違う水の色で、森の中にいるような感覚になります。更に奥へと進むと、左側に支流の入り口が見えてきました。奥に進めば進むほど川幅が細くなり、サバニがやっと通れるくらいです。
マングローブは海人の生活に大きな役割を果たしているという話を聞きました。マングローブは小さな魚の隠れ家になりやすく、マングローブが増えれば増えるほど、魚も増えると言われています。
さらには、台風の際、マングローブは船を守る役割があるそうです。
よく見ると、この支流にはいくつものロープが括り付けれらています。台風が近づいてくると、船をマングローブの奥へ避難させて、荒波や強風から船を守るそうです。
この時間はちょうど満潮時と重なり、川幅がそうとう狭くなってきたので、このあたりで引き返すことにしました。もう少し潮が引いてくると、マングローブ特有の根っこのような足が姿を現し、川幅も広がるため、さらに奥へと進むことができます。
ガイドのゴリさん曰く、マングローブでのシュノーケリングも面白いそうです。マングローブならではの生き物が観察できるので、透明な海のシュノーケルでは物足りなくなった人にはおススメかもしれません。
砂浜でつながる無人島
マングローブ探検を終えて、次は前日とは別のシュノーケルポイントへ行くことにしました。このまま先へ進んでナーラの滝を見に行くコースもありましたが、それよりもシュノーケリングをしたいということで、いったん戻り、ウミガメがいるエリアを目指してサバニを漕ぎまだしました。
数年前までは、内離(うちばなれ)島と外離(そとばなれ)島は、海で切り離されていたのですが、数年前の大型台風で砂が堆積し、今では砂浜で繋がっているめずらしい地形です。自然の力は凄いですね。
外離島周辺はウミガメの生息地として有名で、砂浜へ向かう途中に何匹ものウミガメを見ることができました。西表のウミガメは警戒心が強いのか、見つけるとすぐに逃げてしまい、泳ぐのがとても速かったです。
無人の砂浜でランチ
マングローブ探検で少し体力を消耗したせいか、少しお腹が空いてきました。シュノーケル前に少し早めのランチタイムをとろうと、無人の砂浜へ到着。
奥に見える島が内離島です。島と島の距離は約200mくらい、砂浜の幅は30mくらいでしょうか。お気に入りの場所でお弁当を食べます。
今回のお弁当は、焼肉弁当です。濃いめの味付けが、疲れた身体にがっつり吸収されてエネルギーへと変わっていくのを感じました。
誰もいない無人島の砂浜で食べるお弁当って、なんでこんなにも美味しいのでしょうか。昨日に引き続き、ゴリさんがデザートにパイナップルを用意してくれていました。
海で遊んだ後のパイナップルほど美味しいものは無い!と言えるくらい、甘く熟した美味しい西表産のパイナップルは、ひと口で幸せな気分にしてくれる魔法のフルーツのように感じました。
反対側の海もとても綺麗でした。奥に見えるビーチは「イダの浜」です。誰もいない海でのんびりと過ごす贅沢な時間。
見渡す限り人工物が何ひとつない場所を独り占めできている、何とも言えない優越感に浸れました。
シュノーケリング
着た道のりを少し戻るような感じで、次なるシュノーケルポイントへと向かいます。
初めての船頭に心躍る長男。とっても楽しそう。ポイントが近づくにつれて海の色がとっても綺麗なグラデーションになってきました。水深が深い場所と浅い場所がまだらにあるため、独特のグラデーションがとても綺麗です。
こちらもガイドのゴリさんおススメのポイントで、海底が起伏に富んでいて、色とりどりのサンゴやカラフルな熱帯魚をたくさん見ることができました。
透明度もご覧の通り、抜群です。
写真では少しわかりづらいかもしれませんが、透明度はゆうに10m以上はあるでしょうか。
どこまでも見渡せる壮大な海の世界では、自分がいかに小さな存在かがわかりますね。
どのポイントへ行ってもルリスズメダイの群れが迎えてくれて、シュノーケル天国とはこのことですね。子供たちにとっても、貴重な体験となり、夏休みの良い思い出になりました☺
サバニで行くマングローブとシュノーケル|おわりに
いかがでしたでしょうか。天気にも恵まれて、前日のイダの浜に続き、マングローブ&無人島探検ツアーも、全員が笑顔で無事に戻ってこれて、最高の冒険となりました。
サバニツアーは1日だけでなく、2日以上がおススメ!
実際に、1日目よりも、2日目のほうが、より楽しめると思いました。理由は簡単!漕ぎ方のコツを1日目で掴めるからです。そのため、2日目は疲れないようにエークを漕ぐことができて、漕ぐスピードが違います。
そしてなにより、冒険の相棒「タマキマル」に愛着が湧いてきます。これはサバニならではの感覚ではないでしょうか。2日間の冒険を終えた後には、またすぐタマキマルに乗って未知なる冒険の旅へ出かけたくなりました。
2日間の大冒険は、ゴリさん(ガイド)の優しくて明るいキャラクターのおかげで、最高の思い出となりました。シュノーケリングポイントでは、小さい子供たちの相手をしてくれたおかげで、大人達は子供たちのことを忘れてシュノーケルに夢中になることができました。
決して無理をすることなく、自然に逆らわないスタイルに、2日間を通して、全員が終始笑顔で過ごすことができたのは、とても貴重な時間でした。
台風のリスクはありますが、西表島は7月が良いですね。サガリバナが咲いているのを見ることができ、パイナップルやマンゴーなどフルーツが旬を迎えるので、西表島の魅力をたっぷり満喫できる季節だと思います。
今回は海を中心とした冒険プランだったので、今度はナーラの滝など、秘境へのトレッキングにもチャレンジしたいと思いました!
コメント